なんとも惹かれる表紙に目を奪われ、川村元気さんの和訳ということもあり、この本を読んでみました
絵本なのですが、老若男女、誰が読んでもいい本だなと思いました
絵本なので、まとめることは少ないのですが、個人的に心に沁みた言葉を書いていきます
また、この本は絵も個性的で素敵なので、絵を見ながらだとより深く言葉の意味を感じられると思います
印象的な言葉
ほとんどすべてのことは内がわでおこるのに、オイラたちには外がわしかみえないのっておかしくないか?
ぼく モグラ キツネ 馬
人の気持ちとか感情、考えは目に見えないですよね
誰かの調子が悪かったりしても、周りは気づかなかったり…
でも、目に見えないことの方が案外重要だったりもします
じぶんにやさしくすることが、いちばんのやさしさなんだ
ぼく モグラ キツネ 馬
周りの人に気を配ってくれる人に対して、人は優しい印象を持ちます
でも、その人は自分自身には優しいのでしょうか
あなたは自分に優しくできていますか?
自分に優しくない人は、いつの間にか自分が疲れてしまうのではないでしょうか?
自分に1番優しくするくらいがちょうど良いと思わせてくれます
“いままでにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?”ぼくがたずねると、馬はこたえた。
“たすけて”
ぼく モグラ キツネ 馬
本当にその通りだと思いました
「たすけて」という言葉は、思った以上になかなか言いづらい言葉です
強がるふりや我慢は出来てしまうけれど、本当にたすけて欲しい時、人は“たすけて”と言えなくなってしまいます
なぜなら、人は疲弊しすぎていると正常な判断が出来なくなってしまうのです
また、人に頼ることができない人もいるでしょう
“たすけて”と言えることは情けないことではなく、1番勇敢なことだとこの本は教えてくれます
“たすけを求めることは、あきらめるのとはちがう”馬はいった。
“あきらめないために、そうするんだ”
ぼく モグラ キツネ 馬
「たすけて、と言えることは強さなんだよ」
とそんな風に訴えかけているように聞こえます
自分はこのページを読んでいる時、自身が体調不良で仕事を辞めた時を思い出しました
仕事を辞める選択をしたのは、生きることを諦めないために、そうしたのでしょうか
当時は一心不乱だったので記憶が確かではないのですが、そう思うと気持ちは楽になります
感想
本当なら全部紹介したいくらいでしたが、このくらいにしておきます
どうだったでしょうか
調子を崩している友人がいたら、この本を贈りたいなと思いました
頑張り過ぎている人に、無理してまで頑張る必要はないんだよと、言葉で言っても伝わらないことはあるかもしれません
でも、この本を贈ることで、こういった言葉を言う以上の気持ちが伝わるのではないかと思いました
それでは、読んでいただきありがとうございました
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