社会福祉士とは何か

社会福祉について

自分の周りには、福祉関係の仕事をしている人でも、社会福祉士という資格について知らない、と言う方が少なくありません。しかし、それも仕方ないことなのでしょう。

なぜなら、社会福祉士とは様々や役割を持ち、多様な場所で働いているからです。そのため、ひとことで、どんな仕事をしているのかといったことは伝えづらいのです。

今回は、社会福祉士の定義や、どのような現状なのか書いていきたいと思います。

定義については法律で記載されているように書くので、難しく感じるかと思いますが、なんとなく分かっていただければ充分かと思います。

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定義

社会福祉士及び介護福祉士法には、社会福祉士とは

「専門的知識・技術をもって、福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(福祉サービス関係者等)との連携及び調整その他の援助を行うこと(相談援助)を業とする者」

「その担当する者が個人の尊厳を保持し、自立した日常生活を営むことができるよう、常にその者の立場に立って、誠実にその業務を行わなければならない。」

「社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、相談援助又は介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。」と定義されています。

福祉の担い手は不足している現状

社会福祉士の役割は多岐にわたり、障害や児童、高齢関係等様々です。

そして他の福祉施設でも言えることですが、低給料であることや、その人の人生にも関わるため、ひとり1人の職員の負担は大きいです。

しかしその反面、高齢者は増えており、施設や障害者施設等を利用したいといった需要は高く、援助者や支援者といった担い手が不足しているのが現状です。今日のニュースでも、他の要因もあるでしょうが、支援者や介助者、保護者による虐待も多く見られることから、支援員や介護者、保護者の身体的精神的ストレスも大きいのでしょう。

場合によっては、支援員や家族等は加害者にも被害者にもなり得る可能性があります。

そのため、社会福祉士や支援員は利用者の支援はもちろんのこと、自身の体調やメンタルケアをしていく必要があります。しかし、それも簡単なことではありません。なぜなら福祉の担い手が不足している現状であり、どうしても一人一人の負担は重くなるからです。

まとめ

もし社会福祉士の資格を取ったとしても、仕事の分野によっては知識にも専門性や偏りがでます。

しかし、それが悪いという意味ではなく、福祉というものはそれほど幅広いということです。

そのため社会福祉士は、利用者のことも考えつつも、職員一人一人の負担が軽減できるように幅広い知識を身につけ、常に客観的な意見を持つことが大切になるかと思いますが、

人間誰しも、随時完璧にはいられないものです。

社会福祉士ではありませんが、勉強をしていると幅広い知識が必要のため、取るだけでも難しいし、資格を取ってからも勉強なんだなと感じます。

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