人は誰しもが老い、認知機能や運動能力が徐々に低下します。それは当たり前のことです。
しかし、認知機能の低下による弊害を理解していなければ、ニュースでみるようなゴミ屋敷問題、高齢者の交通事故といったことは誰にでも起こりえることです。
今回は、老いによる認知機能の低下により、どういったことが起こりえるのか、具体例を載せつつ考えていきたいと思います。親、自分、こども、皆平等に老いていくものです。その時のために、今考えておきましょう。
認知機能の低下とは?
認知機能の低下とは、脳の機能が低下してしまうことです。
つまりは記憶力や判断能力の低下、最近のことを思い出せなかったり、運転中にとっさの判断ができなかったり、認知症になった際にも生じています。
ゴミ屋敷になってしまう理由とは
「以前は綺麗にされている家だったのに、しばらく見ない間に物が増え、乱雑になった。昔から綺麗好きの方なのに、一体なぜ?」
人により理由は様々ですが、いくつかの原因が考えられます。
- 親しい人との死別
- 体力の低下
- 記憶力の低下により、徐々に徐々に物が増えていく
- 同居する人数の変化
- ごみの分別、ごみ出しの難易度の変化
もちろん、上記のもの以外でも原因はあるかもしれません。
例えば、5人家族が死別や子どもの独立により、1人暮らしになる。これだけでも結構な変化です。
1人暮しの親が子どもと一緒に暮らしたり、体力の低下に伴い重いものを持つことが難しくなったり、地域によってごみの分別方法が変わったり、以前の癖で食材を多く買い過ぎてしまったり。
暮らす環境や身体状態は、時が経つにつれ変わっていくものですが、
その環境や状態に合わせて、自身の意識も変えていけるのかというと、必ずしもそうではありません。
なぜかというと、基本的に人は変化を嫌うからです。
生まれ育った地域からは離れづらく、長く勤めてきた職場は辞めづらいのです。
しかし、現状維持がその時の最善であるかといえば、そうとも限りません。
高齢になるにつれ、認知症になる可能性は高くなる
認知症とは、正常に機能している脳の機能が、脳細胞の死滅や機能の低下により、認知機能に慢性的な障がいが生じることです。
日本は“超”高齢化社会。
自身の祖父母や両親、また自分自身にとって、年をとることは避けられることではありません。
その時のために知識を備えておくことは、将来の家族や自分自身が、なにかしらの問題に直面した際に、助けになってくれることと思います。
日本は社会保険が充実していますが、申請しなければ使えないものも多いため、知っておくことは大切です。
けしてあり得ない話ではないため、必要に迫られる前に、公的な保険については、学んでおいた方が良いでしょう。
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