はじめに
自分は福祉の仕事をしていますが、福祉の仕事をしていると色々な人を見てきました
アルコール依存 親子の共依存 性依存 ギャンブル依存
どの依存もすぐに解決に至ることはなく、特にアルコール依存で改善した方は、今のところ見たことがありません
こういった依存はどうしておこるのか、今回は“依存メンタルを力に変えるレッスン(著:バク@精神科医)”を読みました
今回はその内容をまとめていきたいと思います
ダメ依存と良い依存
依存することは悪いことではありません
誰しもが赤ん坊の頃は親に頼って生きています
大人になってからも、職場の同僚や家族、友人と助け合って生きています
しかし依存に振り回されてしまっては良い依存とは言えません
この書籍では、
良い依存を “やる気や活力になり自分でコントロールできる依存”
ダメ依存を “夢中になっているものに振り回され、辞めるに辞められない依存”
またアルコール依存やギャンブル依存といった依存症を
“医療機関の助けがなければ制御ができない依存” に分類して進めていきます
身近な依存
はまってしまい抜け出せない理由
脳内で分泌されるドーパミンは人を楽しいという気分にしてくれますが、依存先が1つだけだと依存先がなくなってしまった場合、すぐにメンタルが崩れやすくなってしまいます
脳は気持ちの良い状態を維持しようと探索行動を起こし始めます
依存症
なぜアルコールやカフェインを過剰摂取すると依存症になってしまうのでしょうか?
それは、アルコールやカフェインを摂取すると簡単にドーパミンが脳内に分泌されるからです
ドーパミンとは…
楽しい気分になる作用がある一方、闘争本能にも深く関わっており、衝動的な怒りが表出される原因にもなります
またドーパミンは相手を屈服させることでも分泌されます
嗜好品
趣向品や薬物は良い依存になりにくいです
なぜなら外から刺激を取り込むことで、体内からドーパミンが出るよりも、強力で強制的に刺激を得ることができるからです
アルコールやカフェインは摂り続けると身体が慣れてきてしまい、今までの量では効きにくくなる特徴があります
そのため、段々とお酒やカフェインを飲む量が増えてしまうという悪循環に陥りやすいのです
またアルコールは理性(大脳皮脂)を麻痺させる作用があり、自制も効かなくなってきます
そのため深酒してしまうと、自分でお酒の量を抑えられなくなってしまうのです
ネット依存(スマホ依存)
最近はパソコンやスマートフォンで簡単に調べ物をすることができます
大量の情報が瞬時に脳に刺激を与えてくれるため、簡単にドーパミンを得ることができます
またゲームのガチャをした時、予想外にあった場合もドーパミンが特に沢山脳に分泌されます
容易に大量にドーパミンが分泌されるため、依存もしやすいのです
食事と依存
料理をして出来上がった時に達成感を得られ、料理を喜んでくれれば自己肯定感があがります
食事は生命維持につながり、幸福感にもつながります
しかし食事をすることがコントロールできなくなってくると摂食障害・過食症になってしまう恐れがあります
買い物と依存
買い物とは自分に選択権がある行動で、欲しいものを手に入れることで満足感を得ることが出来ます
しかし中には欲しいものを手に入れるではなく、お金を使うこと自体が目的になり、買い物依存症となってしまう人もいます
買い物は、お金を使うことが目的とならないようにしなければなりません
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