福祉の業界にいると、利用者さんについイラッとしてしまうことがあります
他の職種でも同様かも知れませんが、何度優しく伝えても分かってくれないと、それが障がいだと分かっていながらもイライラしてしまいます
特に夜勤の仮眠中とかに起こされた時には、怒りの感情を抑えることが難しいのです
今回はそんな時に参考にしていた、アンガーマネジメントについて書きたいと思います
アンガーマネジメントとは
そもそもアンガーマネジメントとは何か、それは自身の怒りの感情とうまく付き合うための技術です
けして怒らない聖人になるというわけではありません
怒りを感じたときの対処法を知りましょう
“怒り”を知ろう
背景を知ろう
人はなぜ怒るのかというと、自分の身を守るための防衛反応だからです
怒りとは突然湧き出てくるわけではなく、怒りという感情が出て来るに至った背景があるのです
例えば、
- 職場の上司にひどく怒られて凹んで帰宅した時に、家族からのちょっとした苦言
- 家事育児をすべて妻に押しつけている夫からの「ずっと家に居るのに部屋が片付いていない」といった文句の一言
これらは、ちょっとした苦言や文句にイラッとしたとして、その一言だけが怒りの原因というわけではありません
なぜなら、その前に上司に怒られて凹んでいたり、手伝ってくれない夫に落胆していたという背景があるからこそ、その一言をきっかけに怒りを感じます
怒りの性質を知ろう
怒りの感情には、4つの性質があります
箇条書きにすると以下の通りです
- 身近な対象ほど強く作用する
- 上から下に流れやすい
- 伝染しやすい
- エネルギーとなる
上から順に説明すると、
1,家族や友人に怒りを向けやすい(身近な対象ほど強く作用する)
2,親から子、上司から部下に怒りを向けやすい(上から下に流れやすい)
3,上司がイライラしていると、同じ空間にいる従業員もイライラしやすい(伝染しやすい)
4,嫌いな相手に言い負けないように勉強する(エネルギーとなる)
ということです
怒りを客観視しよう
怒りをなくすことはほぼ不可能です
しかし、怒りを客観的にみることは出来ます
怒りに振り回されてしまうと、なかなか客観的に見づらいので、
メモをとる、怒りに点数をつける
といった方法で客観視しやすいようにしてみましょう
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